2026年10月21日
~「早すぎる?」「もう遅い?」接種のベストなタイミングを解説~
「インフルエンザのワクチン、いつ打つのがいいですか?」
秋になると、診察室でもよく聞かれる質問です。
「10月だと早すぎる?」
「12月に入ってからでも間に合う?」
「毎年流行する時期が違うけど、いつ予約すればいい?」
今回は、インフルエンザワクチンを接種するタイミングについて解説します。
基本は「10月~12月中旬」
厚生労働省によると、日本ではインフルエンザは例年12月~3月頃に流行し、1月末~3月上旬にピークを迎える傾向があります。
そのため、12月中旬までに接種を終えておくことが望ましいとされています。
一般的には、10月から12月中旬ごろが接種の目安になります。
「10月は早すぎる?」という心配は?
「10月に打ったら、冬には効果がなくなってしまうのでは?」
と心配される方もいます。
インフルエンザワクチンは、接種してすぐに十分な免疫ができるわけではありません。
接種後、効果が期待できるようになるまでにはおおむね2週間程度かかります。
そのため、流行が始まってから慌てて接種するよりも、流行する前に余裕をもって接種しておくことが大切です。
特に、受験や旅行、年末年始の帰省など、大切な予定がある方は早めの接種を検討するとよいでしょう。
では、12月を過ぎたら意味がない?
そんなことはありません。
12月中旬を過ぎてしまった場合でも、インフルエンザの流行が続いている時期であれば、接種を検討する意味があります。
「もう12月だから今年はやめておこう」
と諦める必要はありません。
まだ接種していない方は、流行状況やご自身の健康状態などを考えて、医療機関にご相談ください。
子どもは接種回数にも注意
小さなお子さんの場合は、年齢によって接種回数が異なります。
現在の厚生労働省の案内では、13歳未満は原則2回接種となっています。
そのため、お子さんの場合は1回目だけでなく、2回目までのスケジュールも考えて、早めに接種を始めることが大切です。
「2回目をいつ打てばいいか分からない」という場合も、接種時に医療機関へ確認しておきましょう。
「今年は流行が早いかも」と思ったら?
インフルエンザの流行時期は、毎年まったく同じではありません。
そのため、
「12月まで待ってから接種しよう」
と決めつけるよりも、10月以降、流行状況を確認しながら早めに準備しておくのがおすすめです。
ワクチンを接種したからといって、インフルエンザに絶対にかからないわけではありません。
しかし、発症や重症化を防ぐための大切な対策の一つです。
今年のインフルエンザ対策は早めに
インフルエンザワクチンの接種時期に迷ったら、
「10月~12月中旬を目安に、流行が始まる前に接種する」
と覚えておくとよいでしょう。
特に、小さなお子さんや高齢の方、基礎疾患のある方などは、早めに接種の予定を立てておくと安心です。
今年の冬を元気に過ごすためにも、インフルエンザワクチンの接種を早めに検討してみてはいかがでしょうか。