2026年10月14日
~それぞれの特徴を知って、自分に合ったワクチンを選びましょう~
「インフルエンザのワクチンって、注射じゃないものもあるの?」
最近、このような質問をいただくことが増えてきました。
インフルエンザワクチンには、腕に注射するタイプだけでなく、鼻にスプレーして接種するタイプもあります。
では、注射と鼻スプレー、どちらを選べばよいのでしょうか?
※鼻スプレータイプは当院では小学生以上19歳未満が対象です
注射のワクチンの特徴
一般的に使われているのが、腕に注射するインフルエンザワクチンです。
注射タイプは幅広い年齢の方が接種できるのが特徴です。
特に、
・大人の方
・高齢の方
・基礎疾患がある方
・妊娠中の方
・鼻スプレータイプを接種できない方
などでは、注射タイプが基本的な選択肢になります。
「毎年受けているから、今年も注射で」という方も多いでしょう。
鼻スプレーのワクチン「フルミスト」
一方、フルミスト点鼻液は、注射を使わず、鼻の中にワクチンをスプレーして接種します。
日本では2歳以上19歳未満が対象となっています。各鼻腔に1回ずつ噴霧して接種するため、腕に針を刺す必要がありません。当院では原則 小学生以上です。
そのため、
「注射が怖い!」
というお子さんにとっては、大きなメリットになります。
では、どちらが効果的?
「鼻スプレーのほうが新しいから、効果も高いの?」
と思われるかもしれません。
しかし、「注射より鼻スプレーのほうが絶対に優れている」というわけではありません。
注射と鼻スプレーではワクチンの種類や仕組みが異なり、それぞれに特徴があります。
大切なのは、年齢や健康状態、これまでのワクチン接種歴などを考えて、自分に合ったワクチンを選ぶことです。
こんな方には鼻スプレーが向いています
例えば、
「注射がとにかく苦手」
「できれば痛い思いをせずに接種したい」
というお子さんには、フルミストは魅力的な選択肢です。
一方で、フルミストは生ワクチンのため、誰でも接種できるわけではありません。
免疫機能に異常がある方、妊娠中の方など、接種が推奨されない方もいます。接種前には医師にご相談ください。
「どちらを選べばいいか分からない」場合は?
ワクチン選びで迷ったら、無理に自分だけで決める必要はありません。
「子どもは鼻スプレーがいいのかな?」
「持病があるけれど大丈夫?」
「去年は注射だったけれど、今年はフルミストに変えてもいい?」
など、気になることがあれば接種前に医師へご相談ください。
インフルエンザワクチンは、「注射か鼻スプレーか」だけでなく、その人の年齢や体調に合った方法を選ぶことが大切です。
今年は「痛くないワクチン」という選択肢も含めて、インフルエンザ対策を考えてみてはいかがでしょうか。