2026年9月30日
〜体重増加と生活習慣病にご注意ください〜
「食欲の秋」という言葉があるように、秋になると食事がおいしく感じられます。
夏の暑さが落ち着き、食欲が戻ってくるのはよいことですが、ついつい食べ過ぎてしまうと、体重増加につながることがあります。
そして、体重の増加が続くと、高血圧・糖尿病・脂質異常症・脂肪肝などの生活習慣病のリスクも高くなります。
なぜ秋は食べ過ぎてしまうの?
秋は、
・夏の暑さで落ちていた食欲が戻る
・新米、さつまいも、栗など、おいしい食べ物が増える
・食事会や飲酒の機会が増える
・涼しくなって運動する機会が減る
など、体重が増えやすい条件が重なります。
「少し食べ過ぎたくらい」と思っていても、それが毎日続くと、少しずつ体重が増えてしまいます。
体重が増えると何が問題?
高血圧
体重が増えると血圧が上がりやすくなります。
高血圧は自覚症状がほとんどありませんが、長期間続くと脳卒中や心筋梗塞などのリスクを高めます。
糖尿病
内臓脂肪が増えると、インスリンが効きにくくなり、血糖値が上がりやすくなります。
特に「お腹周りが以前より大きくなった」という方は注意が必要です。
脂質異常症
食べ過ぎや運動不足によって、LDLコレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。
動脈硬化を進める原因にもなるため、健診で指摘された方は注意しましょう。
脂肪肝
アルコールをあまり飲まない方でも、食べ過ぎや体重増加によって脂肪肝になることがあります。
「肝臓の数値が少し高いだけ」と放置せず、原因を確認することが大切です。
秋の食欲を上手にコントロールするには?
「食べてはいけない」ではなく、量を意識
秋の味覚をすべて我慢する必要はありません。
ご飯や麺などの炭水化物、揚げ物、デザートなどを重ね過ぎないように、量とバランスを意識しましょう。
野菜やたんぱく質を先に
野菜、肉、魚、卵、大豆製品などを組み合わせることで、栄養バランスが整いやすくなります。
間食を見直す
「食後に毎日デザート」「テレビを見ながらお菓子」など、無意識の間食が体重増加につながることがあります。
涼しくなったら運動を
暑い夏に運動を控えていた方は、秋からウォーキングなどを再開してみましょう。
無理をせず、まずは毎日少し多く歩くことから始めるのがおすすめです。
「去年のズボンがきつい」は要注意?
体重だけでなく、お腹周りの変化にも注目してみましょう。
「去年よりベルトの穴が1つ増えた」
「ズボンがきつくなった」
という変化は、内臓脂肪が増えているサインかもしれません。
一度、ご自身の体重や腹囲を確認してみましょう。
健診は「受けて終わり」ではありません
健康診断は、病気を見つけることだけが目的ではありません。
「今の生活習慣を見直すきっかけ」にすることも、健診の大切な役割です。
夏の暑さが落ち着いた秋こそ、健康づくりを始めるチャンスです。
健診結果で気になる項目があれば、そのままにせず、一度医療機関で相談してみましょう。
将来も元気に過ごすために、まずは今日からできることを一つ始めてみませんか?
食欲の秋を「健康の秋」に
秋はおいしいものが増える季節です。
食べることを楽しみながらも、食事量や運動量を少し意識するだけで、体重増加を防ぐことができます。
また、健康診断で血圧・血糖値・コレステロール・肝機能などの異常を指摘されている方は、これを機会に生活習慣を見直してみましょう。
「最近ちょっと太っただけ」と思っていた変化が、生活習慣病のきっかけになっていることもあります。
食欲の秋を、健康の秋に。
気になる体重増加や健診結果がある方は、お気軽にご相談ください。